*総額17万円！クロムハーツのバングルをネックレスにリメイク！！*

2019年1月の記事で、クロムハーツのバングルをリメイクする予定で業者と話を進めていると言い放って、1年半が経過してしまいました。
そのリメイクのが完了しましたので、その全行程を公開します。

リメイクに使うバングルは、こちらのクロムハーツのNFLTバングル2本です。

（『NTFL』とは、「NOT TRUE FUCKING LOVE（ノットトゥルーファッキンラブ）」=「真実の愛なんて無い」「純愛などくそくらえ」的な意味が込められたバングルです。）

歪んだ円形のバングルは私が購入した物で、一部カットされているのは、友人から譲っていただいた物です。
元々はどちらも同じデザインのバングルでしたが、子育てを始めた友人は着脱を簡易的に可能にするため、バングルの一部をカットしました。
私のバングルも、友人のバングルも今は全く使用していないので、リメイクして引き続き愛用しようと思い今回の計画がスタートしました。

このバングルの厚みは、スペーサーバングルの半分くらいの厚みで、レディース展開でリリースしたバングルです。したがって、円の直径が狭く、私の手のひらを通すのに物凄く苦戦しました。
友人も同様に着脱に苦しんだ結果、一部をカットして、着脱可能にリメイクしてありました。
しかし、その健闘もむなしく、ほどなくして子育てが始まり、バングルが危険物として見なされ、止む無く戦力外通告を受けた友人のバングルは私の元に届きました。

苦楽を共にしたバングルですので、売るのも忍び難く、新しい姿で活躍してもらおうと、リメイクを依頼して、ついに完成した現物が手元に届きました。
こちらです。

クロムハーツのNFLTバングルを、ピースマークのネックレスにリメイクしました。

ピースマークとは

ピースマークは、字のごとく、『ピース』（平和）を象徴するマークです。
平和運動や反戦運動のシンボルとして世界中で使われているマークとなっています。

このピースマークをデザインしたのは、イギリスのアーティスト、ジェラード・ホルトムであり、イギリスの平和団体の核軍縮キャンペーンのためにデザインされたのが起源とされています。

一説によると、手旗信号で「N」と「D」の文字を重ねたデザインがピースマークの原点と言われています。
重ねた「N」と「D」の意味ですが、「N」は「Nuclear(核)」、「D」は「Disarmament(軍縮)」の頭文字「N」と「D」「核軍縮」で訴えるデザインになっています。

その他、平和を象徴するハトの足跡のデザインとされる等、デザインについては諸説あるようです。

「NOT TRUE FUCKING LOVE（ノットトゥルーファッキンラブ）」で、ピースマークを作るメッセージ性皆無なネックレスに仕上がりました。

リメイク内容は、歪んだバングルを真円に戻し、カット済みのバングルを使って、ピースマークの模様とバチカンに利用しました。
2019年に業者さんに見積りを出していただいたときは、4,000～10,000円程度との話しでしたが、実際は22,000円と、全然見当はずれな料金になってしまいました。

他にも、数件見積りを出してもらったのですが、約4万円～という金額でした。
ですので、22,000円でも安く仕上がったと思います。

NFTLバングルは、片面に刻印があり、反対の面は無地デザインでした。
ネックレスとしてリメイクする際は、表面に文字が入るようにデザインしてもらいました。
バチカン部分に関しても、刻印が表に出るよう繋いでもらっていましたが、加工の工程で文字がだいぶ薄れてしまいましたが、薄っすらと文字を確認することが出来ます。
通してあるレザー紐はクロムハーツのレザーブレードです。
将来的には、レースストッパーを通して完成としたいですね。

【リメイクの流れ】

2020年6月20日（土）リメイク依頼
2020年7月11日（土）リメイク完了連絡
ちょうど3週間で完成しました。
2020年7月12日（日）、連絡のあった翌日に受け取りに行ったのですが、バチカンが縦ではなく、横にロウ付けされていたため、修正依頼をかけました。
2020年7月16日（木）修正完了報告

職人さん曰く、レザーブレードのボロチップが通らない事に加えて、ネックレストップが正面に向くよう配慮してくれたようですが、私の思っているデザインと異なっていたので、修正依頼をしました。

私がイメージしているのは、上のデザイン画の様に、バングルの素材をそのまま使ってバチカンを『作って』もらう予定だったのですが、1回目に出来上がった物は既製品の丸管をロウ付けしてバチカンとして利用してありました。

今回のリメイクで問題視されたことは、レザー紐の先にボロチップというシルバー製の飾りが、バチカン部分が通らなかった事です。
既製品のバチカンを通す場合、紐の先端についたボロチップを取り外す必要があります。
しかし、このボロチップは素人が簡単に外すことが出来る代物ではありませんでした。
なめていました。
ボロチップは、シルバーの爪でレザーを挟み込んでいるだけではなく、内部でボンドによる固定が施されているのです。

職人さんは、ボロチップを外さず、紐を通す方法を選んで、バチカンを横向きに付けてくれたようですが、イメージと違うので、やり直していただきました。

デザイン画とは違いますが、既製品のマル管ではなく、余ったバングルの素材とシルバーを追加してオリジナルバチカンを作成していただきました。

バチカン部分の修正が4,320円だったので、合計26,320円でリメイクネックレスが完成しました。

ちなみに、クロムハーツから純正のピースマークネックレスがリリースされていることをご存じでしょうか。
こちらが、クロムハーツのピースメダリオンになります。
当たり前ですが、私のリメイクピースマークネックレスよりもはるかにクオリティの高い仕上がりです。
これが純正クオリティです。細部にわたって丁寧に作り込まれている巨大なピースマークは存在感抜群です。
実際に着用している写真がこちです。

クロムハーツのピースメダリオンは個性的なアイテムだと思います。
他人と被りたくない人にはオススメです。

そのほかにも、ピースマークのネックレスは、ティファニーやコディサンダーソンからもリリースされていますが、多分、私のNFTLピースネックレスが一番大きい規格かと思います。

リメイクネックレスの金額について

今回は、使わなくなったバングルを使用して作成しましたが、もし、一からこの材料で同じものを作ろうと思ったらいくらで制作できるのかを計算してみました。

NTFLバングル：51,700円×２本＝103,400円
このブログ記事を書くまで、NTFLバングルが値上げしている事に気付いていませんでした。
（私が購入した時は、１本３万円くらいだった気がします。）

タイニーレザーブレード ラージスクロール ボロチップ：43,780円

合計147,180円と、リメイク代26,320円を足すと、約17万円のネックレスになってしまいました。
加えてレースストッパーとボロチップの取外し作業費を加えると20万円越えのネックレスに仕上がる予定です。

コロナ終息と世界平和の願いを込めて、ピースマークネックレスを愛用したいと思います。